【北東アジアの平和について】

 先日、高知県で開催された「チュチェ思想と日朝友好・平和の集い」に参加し、朝鮮大学校の先生やチュチェ思想研究所、大学教授の方々による講演を聴く機会があった。

 講演は、大変熱気に包まれており、チュチェ思想を学び、日朝友好と北東アジアの平和を目指す仲間が日本中にこんなにいるのだと私自身、胸が高鳴る思いになった。

 そこで、今回、様々あった講演の中の一つである島根県立大学教授の福原裕二先生のお話と、その中で私が感じたことについて紹介したいと思う。

 講演の中で、福原先生は、SDG‘s(17個の持続可能な開発目標)が目指す社会を例に挙げながら、だれ一人取り残さない北東アジアの平和実現を18個目の目標にして尽力していきたいと述べていた。

 現在、日本と諸外国との間には様々な問題が存在する。日本ほど近隣の国々と問題を抱えている国はないといわれるほどだ。

 それにも関わらず、日本は、こうした諸問題に対して消極的で、むしろ開き直っているとさえ感じられる。

 この現状を踏まえると、日朝問題や日韓問題などと言われるものは、まさに「日・日問題」ということになる。

 北東アジアの平和実現に向けては、日本自身が主体的に解決しようと行動すれば、解決できる問題も多い。

 以上が講演の中身を簡単にまとめたものであるが、私としても近隣諸国との問題が解決に至っていない大きな理由は、まさに日本側の姿勢にあると考えている。

 日本が米国の影響下にあるが故に自身の問題を自力で解決することができず、問題を先延ばししてきた結果が今である。

 米国に対し従属することが日本と近隣諸国との歴史問題の解決を妨げる要因でもあるため、主体的に物事を判断する姿勢や取り組みが重要になる。

 講演でもあったが、「反日」という言葉は、日本人そのものに対する反対を意味するものではなく、日本帝国主義に対する反対という意味である。

 こうした認識を持つことから始め、歴史を正しく認識し、近隣諸国と友好的な関係を築けるように学びを深めていきたいと感じた。

(文:愛媛現代朝鮮問題研究所